【初めて野菜を育てる人必見!】野菜を美味しく育てる為の土づくり手順3点!

家庭菜園

家庭菜園を庭に作って自分で作った野菜を食べたいけど、何から始めたらいいのか解らない人と言う方がいると思います。実際私も家庭菜園を始めようと思った時は何から始めたらいいのか解らず、知人・参考書・ネットなどの情報により、まずは土づくりが何よりも重要だと言う事が解りました!

それらの経験から毎年私が野菜を作る前に行っている最低限の土づくり手順3をご紹介します。

土づくり手順3点!

・① 土の掘り起こし

・② 苦土石灰の撒き方

・③ 堆肥の撒き方 【牛糞・鶏糞】

以上の3点についてご紹介します!

① 土の掘り起こし

スコップを使用し、土を掘り起こしていきます。

スコップ

土を掘り起こしていく為にスコップを使用します。

お勧めは少し重いですが金属製のスコップです。

お勧め理由としては、以前木製タイプのスコップで土の固い部分を掘り返していた時に折れた経験があり、年数と共に強度が落ちてくる可能性があります。それに対して金属製スコップは強度があるので安心出来る為お勧めです。

土の掘り起こし作業前

土の地面が固く、このままでは野菜を植える事が出来ません。

土の掘り起こし後

スコップを使用し、土を掘り起こした状態です。

土を掘り起こしている最中には小石などが出てきたりするので、なるべくは取り除くようにして下さい。野菜の根を張る妨げにもなりますし、土を掘り起こす時の妨げにもなりますので、あっていい事はありません!

② 苦土石灰の撒き方

雨【酸性雨】の影響で土の状態が酸性になっているので、野菜を育てる環境で適している中性にし、土壌改良する為に苦土石灰の散布を行います!

苦土石灰

毎回ホームセンターで購入している粒状の苦土石灰です。

粉状タイプもありますが、風などが吹いている時は飛散してしまうので、私のお勧めは粒状タイプとなります。

苦土石灰の効能

1. 土壌pHの調整

  • 酸性土壌を中和し、弱酸性から中性の土壌環境に整えます。
  • 植物が最も生育しやすいpH5.5~6.5に近づけます。
  • 酸性土壌では、アルミニウムイオンが溶け出し、根を傷める可能性がありますが、苦土石灰はこれを防ぎます。

2. 栄養補給

  • 植物に必要な微量要素であるマグネシウムとカルシウムを供給します。
  • マグネシウムは葉緑素の構成要素であり、光合成を助ける重要な栄養素です。
  • カルシウムは細胞壁の構成要素であり、植物の細胞構造を安定させます。

3. 土壌改良

  • 土壌の通気性や水はけを改善します。
  • 土壌が固まるのを防ぎ、根の生育を促進します。

4. その他

  • 病害虫の発生を抑制する効果も期待できます。
  • 家庭菜園や庭園で、安全に利用できる石灰資材として人気があります。

苦土石灰のメリット

  • 安全:農薬ではなく、有機肥料と同じ天然物です。
  • 手軽:家庭で簡単に利用できます。
  • 効果的:土壌pHを調整し、植物の生育を助けます。

まとめ

苦土石灰は、土壌の酸度を調整し、植物に必要な栄養素を供給することで、健康な土壌環境を整え、植物の生育を促進する効果のある土壌改良資材です。

苦土石灰の撒く手順

苦土石灰を撒き、撒いた苦土石灰を耕す手順をご紹介します。

1. 苦土石灰を撒く

写真では見えずらいですが苦土石灰を全体にまんべんなく散布しております。

※正確には畑の大きさに応じての散布量が決められていますが、感覚で撒いても美味しく野菜が出来ているので大雑把でも大丈夫だと思います。(料理の時の味付けと同じように(笑))

勿論規定量を軽量して撒いていただいても問題ありませんので、自分次第でお願いします。

2. 撒いた苦土石灰を耕す

苦土石灰を全体にまんべんなく撒いた土をスコップやレーキなどを使用し、土を耕していきます。

※耕した土に苦土石灰を混ぜるイメージをしながら行って下さい!

後は2週間程度放置し、土全体に苦土石灰の栄養が行き届くのを待ちます!

(しっかりと時間をかけて放置しないと土に栄養が行き届かなくなってしまうので、時間をかける様にして下さい。)

③ 堆肥散布【 牛糞・鶏糞 】

苦土石灰で中性に土壌改良した土に更に野菜が育ちやすい栄養を与える為、牛糞と鶏糞を散布いたします。

牛糞

毎回ホームセンターで購入している牛糞です。

値段もお手頃で40Lも入っている為お勧めです。

牛糞の効能

牛糞堆肥の主な効果

  • 土壌改良:牛糞堆肥に含まれる有機物は、微生物の活動を活発化させ、土壌の団粒構造を改善します。これにより、土がフカフカになり、通気性、保水性、排水性が向上します。
  • 肥料効果:牛糞堆肥には、植物の生育に必要な三大栄養素(窒素、リン酸、カリウム)と、微量要素がバランスよく含まれています。これにより、植物の成長を促進し、増収や品質の向上につながります。
  • 病害虫の抑制:土壌中の微生物が増えることで、病原菌の増殖を抑え、害虫の発生を抑制する効果があります。これにより、作物の病害虫被害を減らすことができます。
  • 連作障害の軽減:牛糞堆肥は、土壌の肥沃度を高め、連作障害が発生しにくい土壌環境を整えます.
  • 環境への負荷軽減:牛糞堆肥は、化学肥料と比較して、環境への負荷が低いのが特徴です。土壌中の有機物が増えることで、土壌の炭素貯蔵量が増加し、温室効果ガスの削減にも貢献します.

牛糞堆肥のメリット

  • 土壌の改良:土をフカフカにし、通気性、保水性、排水性を向上させます.
  • 肥料効果:植物の生育に必要な栄養素をバランスよく供給します.
  • 病害虫の抑制:病原菌や害虫の発生を抑制します.
  • 連作障害の軽減:連作障害が発生しにくい土壌環境を整えます.
  • 環境への負荷軽減:化学肥料と比較して、環境への負荷が低い.

牛糞堆肥のデメリット

  • 発酵の遅れ:発酵が不十分な場合、土壌の病原菌が増殖する可能性があります.
  • 臭い:発酵の過程で、臭いが気になる場合があります.
  • 乾燥:牛糞堆肥は、乾燥すると効果が落ちるため、適切な管理が必要です.

鶏糞

毎回ホームセンターで購入している鶏糞です。

値段もお手頃な為お勧めです。

土壌改良には苦土石灰と牛糞のみでも問題ありませんが、鶏糞は即効性があり、植え付け時などの成長を促進する効果がある為牛糞と合わせて混ぜ込んでおります。

※ただし、牛糞に比べて臭いがキツイ為、近隣の事が心配になる場合は苦土石灰と牛糞のみで問題ありません!

鶏糞の効能

鶏糞堆肥の主な効果

  • 肥料効果:作物の成長に必要な窒素、リン酸、カリウムなどの栄養素を豊富に含み、肥料効果に優れています。
  • 土壌改良:土壌の保水力や保肥力を向上させ、より良い土壌環境を整えます。
  • 速効性:化学肥料に匹敵する即効性があり、短期間で効果が現れます。
  • コスパ:化学肥料に比べて比較的安価で、施肥コストを抑えることができます。

注意点

  • 窒素分が多いため、与えすぎると葉ばかりが茂って実がつきにくいことがあります。
  • 分解が速いため、効果が切れるのも早いという特徴があります。
  • 土壌の条件や植物の種類によっては、適した使い方や量が異なります。

鶏糞堆肥の活用例

  • 元肥:植え付け前に混ぜ込んで、初期の成長を促進します.
  • 追肥:成長途中に追肥として与え、作物の生育をサポートします.
  • 土壌改良:堆肥として混ぜ込むことで、土壌の質を向上させます.

まとめ

鶏糞堆肥は、作物の成長を促し、土壌改良にも役立つ優れた肥料です。しかし、使いすぎると逆効果になる場合もあるため、適切な量とタイミングで施肥することが重要です.

牛糞・鶏糞の撒く手順

牛糞・鶏糞を撒き、撒いた牛糞・鶏糞を耕す手順をご紹介します。

※鶏糞は即効性があり、植え付け時などの成長を促進する効果がありますが、分解が速い為に効果が切れるのも早いという特徴がありますので、牛糞を混ぜ込んでから2週間が経過し植え付けの前に撒くようにします。

※いくら即効性と言っても鶏糞を撒いて耕してからは最低1週間は放置する事をお勧めします。

臭いもありますが、やはり放置した方が土壌改良にも繋がりますので!

1. 牛糞を撒く

こちらの黒い部分が牛糞となります。

※こちらも苦土石灰と同様、畑の大きさに応じての散布量が決められていますが、感覚で撒いても美味しく野菜が出来ているので大雑把でも大丈夫だと思います。

勿論規定量を軽量して撒いていただいても問題ありませんので、自分次第でお願いします。

2. 撒いた牛糞を耕す

牛糞を全体にまんべんなく撒いた土をスコップやレーキなどを使用し、土を耕していきます。

※耕した土に牛糞を混ぜるイメージをしながら行って下さい!

後は2週間程度放置し、土全体に牛糞の栄養が行き届くのを待ちます!

(しっかりと時間をかけて放置しないと土に栄養が行き届かなくなってしまうので、時間をかける様にして下さい。)

3. 鶏糞を撒く

こちらの茶色い粉の部分が鶏糞となります。

※こちらも苦土石灰と同様、畑の大きさに応じての散布量が決められていますが、感覚で撒いても美味しく野菜が出来ているので大雑把でも大丈夫だと思います。

勿論規定量を軽量して撒いていただいても問題ありませんので、自分次第でお願いします。

4. 撒いた鶏糞を耕す

鶏糞を全体にまんべんなく撒いた土をスコップやレーキなどを使用し、土を耕していきます。

※耕した土に鶏糞を混ぜるイメージをしながら行って下さい!

後は1週間程度放置し、土全体に鶏糞の栄養が行き届くのを待ちます!

(鶏糞の場合は成長を促進する効果がありますが、分解が速い為に効果が切れるのも早いという特徴がありますので、なるべく植え付け前に撒くことが大切になります。)

まとめ

今回は土づくり手順3点!

・① 土の掘り起こし

・② 苦土石灰の撒き方

・③ 堆肥の撒き方 【牛糞・鶏糞】

についてご紹介して来ましたが、野菜作りで何よりも大事な事は土づくりが大切になります。

その為にも約1ヶ月程の時間はかかってしまいますが、手間暇かけた分美味しい野菜を食べる事ができますので、夏野菜を植える為にも3月くらいから余裕を持って土づくりを行うようにしましょう!

何事も段取り8割と言いますしね(笑)

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