一条工務店で注文住宅を建てるにあたり、契約してから最初にやる作業は間取りです。
間取りは土地の形状や大きさに左右され、住む人の家族構成や生活スタイルにより様々な間取りが考えられます。
今は魅力あふれる間取りが、ネットを通じて閲覧出来る時代になりました。
しかしながら、ネットの間取りを取り入れたとしても自分に合うかは実際に家を建て、住んでみないと正直解りません。
無責任かも知れませんが、家は3回建ててみないと理想の家を建てられないと昔から言われてる様に、それ程間取りを決めて行くのは難しいのです。
実際私も【もっとこうしておけば良かったなぁ】など、住み始めてから思う事が沢山有りますので、それらを踏まえて間取りを決める迄に知っておいて欲しい事5点を紹介していきます。
間取りを決める前に知っておいて欲しい事5点!
・自分達の家族構成は何人か?
・家に滞在する時間が長い人は主に誰か?
・平屋 or 2階建てのどちらか?
・自分達が家の中で重要視するポイントはどこか?
・土地の形状と坪数を把握しているか?
などなど他にも沢山の事が有りますが、今回はこの5点を中心に説明していきます。
また、家を建てる人の多くは家族と住む為に建てる人が多いと思います。中には1人で建てる人もいますが、今回は家族の方を対象として話を進めていきます。
目次
・自分達の家族構成を理解する
将来的に大人○人・子供○人で住む予定か?
・家に滞在する時間が長い人は主に誰か?
・平屋 or 2階建てのどちらか?
・自分達が家の中で重要視するポイントはどこか?
・土地の形状と坪数を理解する
自分達の家族構成を理解する
将来的に大人○人・子供○人で住む予定か?
家を建ててから大人子供は何人で住む予定かにより寝室や子供部屋、収納などあらゆる面に影響します。将来的に家族の人数に変更する予定が無い人や、将来の家族を想像しながらの人がいると思います。私は後者の将来の家族を想像しながらでしたので、わくわく半分、不安半分でしたね(笑)
例
大人2人、子供2人の4人家族の場合
リビング + 寝室1部屋 + 子供部屋 3LDK
一般的に多い3LDKの間取り
この様に大まかでは有りますが、自分達の家族構成を考慮し、間取りを検討していきます。
打合せが進んでいくと細かく収納、書斎、ファミリークローゼット、ランドリールームなど、予算の許す範囲で追加していく形になりますが、まずは、将来を考慮した家族構成を決めておく事が今後の間取りを決めていく上での基本となりますので重要です。
家に滞在する時間が長い人は主に誰か?
家に住む人は勿論家族全員ですが、その中でも家の滞在時間が長い人は誰かにより、滞在時間が長い人の意見を間取りに多めに取入れる事をお勧めします。
これはあくまでも主観となってしまいますが、私達の場合は妻が自宅で仕事をする為、1日の中でいる事が多くなりますので、妻の意見を多少ですが多めに取入れております。
勿論私の意見も取入れておりますが、男性の多くは日中仕事で家にいる機会が少ないので、滞在時間が長い人の意見を尊重した間取りにした方が、お互い後悔が少ない間取りが出来上がると思います。
※後悔の無い家づくりは正直難しいので、完璧を求め過ぎず、肩の力を抜いて進めて下さいね。
平屋 or 2階建てのどちらか?
平屋と2階建ての特徴を理解した上で、自分達に合うタイプを選択して下さい。
けして、平屋住宅が流行っているからと言って平屋にすると後悔してしまうので、それぞれのタイプを理解した上で選択するのが良いと思います。
それぞれのタイプをメリット、デメリットを交えて説明します。
平屋住宅
メリット
・ワンフロアで生活の全てが完結する事が出来、階段の昇り降りが無い為、老後の生活が安心
・2階の影響を受けない為、間取りの自由度が高い
・家族を身近に感じられる
デメリット
・建築面積が必要な為、敷地面積が必要
・ワンフロアでの生活の為、プライバシーの確保が難しい
・各部屋の陽当たり確保が難しい
2階建て住宅
メリット
・1階と2階に分ける事でプライバシーの確保が可能
・少ない敷地面積でも建築可能
・各部屋の陽当たりが容易
デメリット
・2階の影響を受ける為、間取りの制限がある
・膝などに痛みがある場合、階段の登り降りが大変
・外壁塗装工事などの時、足場費用が発生する
平屋建てと2階建てのメリット・デメリットを紹介してきましたが、その中でも1番基準となるのは敷地面積だと思います。敷地面積の確保が出来、自分達にはどちらの方が生活しやすいのかを考慮して、検討してみて下さい。
自分達が家の中で重要視するポイントはどこか?
自分達が生活する上でここだけは譲れないポイントがあると思います。
私達を例に出すと、妻が家でトリミングサロンを経営する関係上、1階に店舗を設け、音対策の為リビングと店舗の距離を離す事を重要視しました。
私達以外の例で主に多いのは
・リビングを広めにする
・書斎を設ける
・ランドリールームを設ける
・寝室を1階に設ける
・ガレージ を設ける
などなど人によって重要視するポイントが違うと思います。
それらを一緒に住む家族と具体的に良く話し合っておけば、今後の打合せがスムーズに進みますので、間取りに反映出来る様にしておきましょう。
土地の形状と坪数を理解する
こちらは【平屋 or 2階建てのどちらか?】で紹介した内容に被る点が有りますが、土地の形状と坪数によっては平屋にするのか2階建てにするのかは、避けられない話ですので、別角度で話を進めていきます。
まずはご自身の所有している土地もしくは、これから購入しようとする土地の形が正方形・長方形・変形地のどれに当てはまるのか、その土地の坪数は何坪なのかによっても家の建てられるタイプが変わってきます。それと同時に重要なのが土地に接している道です。
東西南北のどこに道が接していて、その道の幅は何mなのかも重要な点です。
田舎に住む人は車が必要となってくる機会が多くなりますので、道が接している部分が自然と駐車場になり、駐車スペースを何台確保するかによって残りの坪数も決まってきます。
それ以外にも、外用の物置小屋や自転車置き場を設置するなどして、家の建てられる面積が決まってきます。
まず打合せが始まる前迄に確認しておく事は
土地を所有している人 → 形と坪数を把握しておく
これから土地を購入する人 → 敷地に建てたい物を明確にしておく
正直、理想通りの土地の形と坪数を確保するのは大変な事ですので、自分達が住みやすい様に工夫しながら設計してみて下さい。
まとめ
今回は一条工務店で契約する前に知っておきたい事5点程紹介してきました。
・自分達の家族構成は何人か?
・土地の形状と坪数を把握しているか?
その中でもこちらの2点に関しては、自分達の現在の家族構成や土地に関しての把握する事がメインになりますが、
・家に滞在する時間が長い人は主に誰か?
・平屋 or 2階建てのどちらか?
・自分達が家の中で重要視するポイントはどこか?
こちらの3点に関しては、家を建てる家族とのコミュニケーションを取らないと決断する事が出来ない内容となっております。
後悔しない家を建てる為にも、コミュニケーションを沢山取り、家族の信頼を深めつつ、世界に一つだけの生活しやすい家を建てて下さい。