一条工務店の注文住宅を建てるにしても何から始めて良いのか解らないという人が多いと思います。多くの人は家自体を建てる事が初めてだと思いますし、住宅関係に携わっている人ばかりでは無いと思います。だからと言って何も家について知らない状態でモデルハウスに行くのは非常に危険です。ましてや買いたい気持ちで盛り上がっている時に、豪華なモデルハウスを見てしまうと余計に気持ちが舞い上がり、営業トークに乗せられ、いつの間にか買う方向に向かっていると言った事態に陥らないとも限りません。
もし舞い上がった状態で家を建ててしまったら
・イメージしていたものと違った
・思っていた以上に金額がオーバーしてしまった
・もっと慎重にハウスメーカーを決めれば良かった
・建てる前に家について勉強しておけば良かった
などなど、沢山の後悔をしてしまうかもしれません。
その様な事態に陥らない為にも、モデルハウスに行く前に少しでも家の購入に関する知識を知っておく事で、今後の打ち合わせなどを営業マン主体に進められる事無く、フラットな立場で冷静に判断しハウスメーカーや予算なども決めていけると思います。
実際私も31歳の時に注文住宅を建てましたが、わかっていたつもりが知識不足だったと感じた事が沢山ありましたので、それらを踏まえ、モデルハウスに行く前に知っておいて欲しい事を4点ほど紹介いたします。
これから注文住宅を建てようとしている人に少しでも参考にして貰えればと思います。
ハウスメーカーの特徴とは?
ハウスメーカーにより得意・不得意があり、モデルハウスで説明を受けていない場合でもある程度は会社のホームページなどで確認出来ます。家だけで無く、家電製品・車・洋服同様、その会社ごとに力を入れている商品のアピールポイントが必ずあります。
例
一条工務店
・全館床暖房で窓がトリプルガラスとなっており、断熱性を重視した構造となっている。
住友林業
・ビッグフレーム工法で、木造ながら大空間を創り出すことが出来る。
アイ工務店
・半地下、中二階など、空間を自在に設計する事が可能
セキスイハイム
・全館空調となっており、一年中室内温度が一定。
タマホーム
・金額を抑えた設定が売りのローハウスメーカー。
この様に各社アピールポイントが有りますので、ご自身の興味が湧く、もしくは重要視している点とマッチングしているハウスメーカーを調べて行きます。
※ご自身でヒヤリングしている感覚ですね!
建てたい家のイメージとは?
20〜30歳代の場合ですと、これから家族が増えたりする可能性があると思います。将来の家族をイメージし、自分達には何部屋必要で、2階建にするのか平屋にするのかくらいを考えておきます。家の広さや形により得意不得意のハウスメーカーがあり、予算にも影響してくるので非常に重要です。
※この建てたいイメージが曖昧な状態ですと、営業トークにより自分の考えがブレてしまう事になりますので焦らす考えて行きましょう!
何よりも大切なのが奥さんと話し合っておく事が重要です。いざ家の打合せが始まってから考えがまとまっていないと揉める原因になりますのでご注意を!
おおよその予算とは?
家を購入するにしても家だけで終わる訳では有りません。ご実家の空いている部分に建てる場合は別ですが、その様な人ばかりでは無いと思います。
そこで、実際に考えられる住宅購入パターンを何通りか例を出してみます。
家+土地+外構
家+土地
家+外構
家+既存住宅の解体
家のみ
この様に5パターン程出してみましたが、それ以外にもご家庭によっては違う購入の仕方があると思います。まずはご自身がどのタイプに当てはまるのかを確認してもらい、それに合う予算をある程度決めていく事が大切になっております。
例
家 (2500万) +土地 (700万) +外構 (300万) = 3500万
月々の住宅ローン限界値とは?
【おおよその予算とは】と話は似ていますが、ご自身の予算をある程度決めて頂いた金額を何年ローンにし、月々の金額の限界値は何万円迄なのかを決めておきます。
これをある程度決めておかないと、年収次第では銀行からの借入額が多く設定され、予定していた予算より大幅にオーバーしてしまう可能性があるからです。
借りられる金額が多い事は魅力的ですが、月々余裕を持って返済していける金額とは話は別です。
まとめ
住宅を購入する事は人生の大イベントだと思います。20歳代で購入する人が住宅ローンを完済するとなると60歳くらいまで支払う事になるので失敗したく無いですよね。
その為にも、今回はモデルハウスに行く前にまずは【少しでも家の購入に関する知識を知っておく事】が何よりも大切だとお伝えしてきました。
その中でも時に重要なのは、お金に関する部分だと思います。理想的な家を建て、いざ生活してみると、住宅ローン以外にも、固定資産税・水道光熱費・自治会費など住宅に関する月々の支払いが必ず有ります。家関係とは別に、車関係・携帯電話・インターネット・各種保険などなど、沢山の月々支払う固定費が考えられます。これらを考慮し楽しく生活していく為にも、家の購入に関する知識は必要不可欠だと思います。
今後も家に関する現実的な話をどんどんご紹介してしていこうと思いますので、良かったら参考にしてみて下さい!