草野球チームを立ち上げると言ってもやみくもにメンバーを集めれば良い訳でもありません。人数だけ集めるのであれば友達に声を掛ければ一時的に集まると思いますが、継続的に草野球チームを運営していくとなるとそうは行きません。会社同様、組織として運営していかないと継続的に続けていくのは難しいからです。
それらを踏まえて【草野球の監督を21年目】に突入した私が考える代表的なチームコンセプト(方向性)はこちらの4つです。
チームの方向性で考えられる事は主に4つ
・短期的に活動を行うチーム作り
・長期的に活動を行うチーム作り
・野球未経験者を含めて楽しむチーム作り
・野球経験者のみで勝ちを求めるチーム作り
ある程度方向性が決まったらメンバー集めをしていきますが、学生時代の野球部の仲間とチーム作りする場合ですと、気心しれた仲間で人間関係が構築されているので活動しやすいと思いますが、その様な方ばかりでは無いと思いますので、立ち上げのメンバー集めは重要です。
会社同様、人間関係はありますので、野球の実力もチームが勝つには重要ですが、人間性が私は21年間草野球監督をしてきて1番重要な事だと思います。
※なぜ人間性が重要なのかは今後のブログで説明して行きます。
目次
・短期的に活動を行うチーム作りとは?
・長期的に活動を行うチーム作りとは?
・野球未経験者を含めて楽しむチーム作りとは?
・野球経験者のみで勝ちを求めるチーム作りとは?
短期的に活動を行うチーム作りとは?
大学などのサークス活動同様、チーム立ち上げ時に活動する年数を決める事です。
メリット
活動する年数を初めに決める事によりメリハリがつき、就職する前や何年か後に引っ越す予定があるなど、活動年数に制限がある方に向いています。
例
高校の時の野球部メンバーと大学卒業する迄活動するなど
デメリット
活動年数に制限がある事を前提としてチームを立ち上げた為、もしもチームを継続したくなった場合はメンバーの理解が必要になる。
長期的に活動を行えるチーム作りとは?
活動年数を決めずに、長期的に活動出来るチーム作りを行います。
メリット
活動年数に制限がない為、長期的にチームの継続する事を考えながらチーム作りが行える。
例
チーム立ち上げ時は同級生を中心としたチーム作りをしていたが、翌年以降は年齢に関係なくチームの方向性に合うメンバーを募集して行くなども可能。
デメリット
長期的にチームを継続して行く為、立ち上げ時だけのメンバーで継続的に続けて行くのが難しいと感じる時期が訪れる。
その理由として、チーム立ち上げ時は学生や独身などと言った比較的予定が立て易い立場なのに対して、仕事や結婚したりと今までとは立場が変わると、草野球に参加したくても参加出来ないと言った草野球あるあるに直面する事になるからです。
※この問題は草野球をやっていると誰もが体験する事ですので、今後改めてブログで紹介して行きたいと思います。
野球未経験者を含めて楽しむチーム作りとは?
学生時代に野球などを経験していない人を含めてチーム作りを行います。
メリット
野球自体を楽しく取り組むのが目標の為、草野球の醍醐味の老若男女問わず活動に参加する事が出来る。
デメリット
あくまでも野球自体を楽しく取り組むのが目標の為、試合に勝つとなると難しくなる。
野球経験者のみで勝ちを求めるチーム作り
学生時代に野球を経験してきた人のみによるチーム作りを行います。
メリット
強いリーグで戦う事が出来、後々は市の代表や県の代表などを目指す事が可能。
対戦相手などには、社会人野球、プロ野球、大学野球、甲子園経験者など実力者揃いで、緊迫した試合が楽しめる。
デメリット
試合に勝つ事が目標の為、試合に勝てている時は問題ないのですが、負ける事が多くなるとチームの雰囲気が悪くなる事がある。
まとめ
チームを立ち上げるにあたり、4つのチームコンセプト(方向性)をご紹介してきましたが、全てに言える事は、代表者になる人自身がどの様な草野球チームを作り、どの様なスタンスで今後の活動をして行くのかを決める事です。
大袈裟かも知れませんが、チームの基礎となる重要な事ですので、チームコンセプト(方向性)が決まらない状態なら、チームを立ち上げるのは避けるべきだと思います。
ご自身で納得して上で、チームを立ち上げ草野球を楽しんで行きましょう。